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スーパーカブのシートの吸盤を交換しよう!【スーパーカブ90DX 快適化計画 #1】

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YouTube連動企画【スーパーカブ90DX 快適化計画】がスタート!
ZuttoRide社員のコータローが独断と偏見を持ってスーパーカブ90をカスタムしたり、ツーリングしたりとカブ主ライフを公開していきます。

初回となる今回はいきなり非常に地味な作業からスタートしたと思いきや・・・
意外と効果の高い作業となりました。コスパ最高!


スーパーカブのシートがぐらつく気がする?!

「なんかシートの収まりが悪いなぁ…」

実はそう感じたのは2020年11月に公開したスーパーカブ90で行く浜名湖ツーリングの走行中でした。

コータローが乗っているのは、2019年年末に中古で購入した「スーパーカブ90DX」
型式はHA02と呼ばれる、いわゆる少し古いカブです。

シートの収まりが悪いのも古いバイクだから仕方ないのだろう。
そう思いながら仕事の休憩時間に先人カブ主様のサイトをネットサーフィン(←死語?)していると、「シートの吸盤を交換した」という記事がわんさかと。

「え、シートって吸盤だったっけ?」

と思いながら見てみると確かに吸盤のような形をしています。



よくみると吸盤部分がひび割れている上に、ゴム自体も劣化して柔軟性がなくなり、どちらかというと、少し柔らかいプラスチックのような状態。

気づいてしまったら、もう夜しか眠れないので、次の休みに近所の小さなバイク屋さんに相談すると部品で取り寄せられるとのこと。

なんと部品代が2つで620円!
感じていた違和感を620円で改善できるならと、その場ですぐに注文をお願いし交換を決意しました。

部品が届いたので早速作業開始。



購入したのは「ホンダ純正部品:77211-GBJ-830」

部品名はシートマウンティングラバーというそうです。
購入するときは2つ必要なので2個購入することを忘れずに。

また、年式やシートが交換されているなどの事情で、部品が違う場合があるのでご注意ください。
あくまでもコータローのバイクはこの部品が適合とのこと。

早速、袋から取り出してみると、「そういうことか」と納得。

「え?何が?」って?

コータローは中古車両の購入で新品状態を知らなかったので、このパーツが吸盤で、ラバーであることを知らず、ずっと、「衝撃を受け止める樹脂パーツがハマっている」と思い込んでいたんです。

無知って怖い。

交換する際はカッターと潤滑剤が必要とのことですが…



早速交換していきますが、まずは新品部品と比較します。
一目でもう「期待」しかありませんね。

明らかに新品部品はしっかり支えてくれそうな予感がプンプンします。

交換に必要なものですが、さまざまな先人のカブ主様のサイトを拝見すると…

  • 新品シートマウンティングラバー2つ
  • カッター
  • シリコンスプレー

とのこと。

カッターについて、古い吸盤を外す時にシートにはまっている突起部分を、「潔くカットする」と書いてあるブログが多かったのですが、コータローはカットした先端がシート裏に残っているのってイヤだなぁ…と思い、ダメもとで引っ張ってみたらすんなりと外れました。

より古くなっていたり、個体差によってはカッターが必要になる場合があるかも。





これだけ古くなっていたら、そりゃシートのがズルズル動いてしまって乗り心地も悪くなりますよね。

次にシリコンスプレーについて。
これについては、先ほどの逆で新しいラバーをはめるときに潤滑剤として突起部分に軽く塗ってあげることでスムーズに取り付けできるとのこと。



試しにシリコンスプレーなしの状態で取り付けしようとしてみましたが、なかなか上手く取付できそうにありませんでした。

一方シリコンスプレーと軽く吹いてから取り付けてみると…?




それはもう呆気ないくらいに簡単に取り付けできました。
さすが先人のカブ主様たち。

ここで注意点が2つほど。

潤滑剤として日常生活によく登場する万能な潤滑剤、クレ556などはゴム素材やプラスチックなどにはあまり良くないそう。
ゴムやプラスチック素材にはシリコンスプレーが安心です。

また、これはこの作業に限らずですが、意外とスプレーって飛び散るので、ブレーキ周りなどの潤滑してはいけない部分にかからないように注意しましょう。

コータローは自室のフローリングに気づかないうちにかかっていて、室内で大転倒したことが…

皆様はお気をつけて。

さて、効果のほどは…



この写真は何をしているのかって?

詳しくは動画を見てください笑

シートがどれくらい横に動かなくなったか触ってみてびっくり。
全然違います。



続いてシートを持ち上げてみます。

「よっ」力をいれる声
「ッポン!!」勢いよくシートが開く音
「ぅお!」コータローが驚く声…

大違いでした。

この後、意味なく何回も開けたり閉めたりしてました。

軽く試走に…



逆光気味、ヘルメット越しで顔がほぼ見えない、ミラーにグーサインが隠れるという逆ミラクルを起こしていますが、非常に大満足。

シートが動かないってこんなに乗り心地が良くなるのか!と驚きでした。
(こんなことなら違和感を感じた時にすぐに調べればよかった…)

シートが横に動かなくなったことはもちろん、シート自身のクッション性が向上した感覚と、パワーまで上がったような錯覚までありました。

おそらくですが、シートが固定されたことで、カブの加速感をよりダイレクトに感じることができるようになったのではないかと。

かかった費用と満足度は?

シートマウントラバーが2個で620円
シリコンスプレー200円から300円くらい(自宅にあったため不明)

合計でも800円もかかってません!

特に交換に技術がいる部分もなく誰でも簡単にできる作業で、ここまで乗り心地が良くなるとは。
コスパ含めて大満足です!

古めのカブにお乗りのカブ主の皆様、今すぐにシートマウンティングラバーのチェックを!!


次回の記事はこちら!



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