【小ネタ】バイクの洗車方法について
9月に入り涼しく過ごしやすい日も増えてきましたね。
秋は行楽シーズン、バイクで遠出される方も多いのではないでしょうか?
遠出するときは特にピカピカの愛車で出かけたいですよね!
この季節、実は洗車にももってこいの季節になります。
今回は、徹底的な洗車ではなく1時間程度でサッとできる洗車手順についてご紹介します。
洗車にベストな天気は?
洗車に向いている天気は、あまり気温の高くない曇り気味な日がベストです。
あまりに太陽が照っていると、すぐに水分が蒸発し水垢やシミ、ウォータースポットやイオンデポジットなどの原因となります。
また、洗車は意外に体力を使いますので、涼しい時間帯の洗車をオススメします。
自宅やガレージ近くで洗車できれば良いのですが、少し離れた洗車場などで洗車し、汗だくの中ヘルメットを着用して帰宅・・・愛車はキレイになってすっきりですが、オーナー様はすこし気分が落ちてしまいますしね。
筆者は夏の間は深夜~日が出る前の早朝を狙って洗車をしていました。
汚れが見えないデメリットがあるものの、塗装やメッキパーツ等へのダメージは最小限に抑えられていたと思います。
洗車に水を使うべきか?
自動車と異なりバイクはエンジン等の重要機関がむき出しになっています。
そのため水をかけるのをためらう方がいるかと思います。
筆者は水を使って洗車をしており、また私の知っているバイクショップさんも水を使った洗車を行われています。
ただ、こちらに関しては賛否両論ありますので、自己判断にお任せとなります。申し訳ありません。
水を使う場合のメリット・デメリット
水を使う場合は、先にボディに付着している砂やホコリを洗い流す事ができるので、車体に極力傷をつけずに洗車を行う事ができます。
デメリットは先述の通りエンジン等に水がかかることで、もしかしたら不具合が・・・という可能性が出てきます。
水を使うので拭き取りや乾燥、注油が甘いとサビの可能性も出てきます。
また、マンション住まいの場合などご自宅で水を使った洗車ができない場合はコイン洗車等に出向く必要があります。
水を使わない場合のメリット・デメリット
水を使わない場合は、エンジン等に水がかからないので洗車による不具合の心配がありません。
また、水が使えないお住いでも施工できる点や短時間で作業ができるメリットがあります。
デメリットはボディについた砂等の上から擦ることになるので車体に傷がつく可能性があります。
水を使わない洗車方法は洗剤等をきれいに洗い流す事ができないため、洗車手法が限られてきます。
(スプレーなどで少量の水を使う方法もありますが、最終的にきれいに洗剤が流せません)
最近では、水を使わず薬剤をスプレーして簡単に汚れを落とす商品なども販売されていますね。
以降、水を使った場合の洗車方法を紹介していきます。
洗車グッズについて
最低限必要なグッズ
- バケツ
- スポンジ・ムートンミトン 等
- 拭き上げ用クロス・ウエス
- チェーンルーブ&クリーナー
上記4点があれば最低限の洗車は可能かと思います。
シャンプーの代わりに食器用洗剤を利用されている方もいるようですが、必要以上に油分を落としすぎてしまう可能性もあるため、バイク(車)専用シャンプーの利用をオススメします。
あると便利なグッズ
- コーティング剤・ワックス
- ホイールクリーナー
- 手動加圧ポンプ
- 洗車ブラシ
- バイクスタンド
etc…
上記他、ゴム手袋やコンパウンド・メッキ磨き等様々ありますが、上げるとキリがないので割愛させていただきます。バイクスタンドは洗車時のバイク転倒を防止できたり洗車のしやすさが向上するのでオススメのグッズになります。
洗車が楽しくなるグッズ探しも洗車の醍醐味ですね。
筆者が利用しているグッズ
バケツやチェーンループなどはホームセンターやバイク用品店で購入したものを使用しています。
先日ご紹介した便利な高圧洗浄機
バイク洗車(水を使った洗車)の手順
①車体を冷ます
熱をもったままの車体に水をかけると、水垢や洗剤の焼け付き、サビの原因になります。
車と違い未塗装の箇所が多いため特にサビ防止のため車体が冷えるまで待ってから始めましょう。
②洗車する前のマスキング
鍵穴やマフラーの排気口など水が入るといけない場所をマスキングしてください。
①で車体をしっかり冷ましてからであれば問題ありませんが、ある程度走行したエンジン停止直後の排気口はとても熱くなっていますので、排気口がしっかり冷えているか確認してください。
マスキングに使う素材によっては溶けてしまう可能性があります。
また、洗車後はマスキングを取り去る事をお忘れなく!
③車体を水で流す
車体についた砂埃を水で洗い流します。
この時できるだけ優しい水流で水を流すことをオススメします。
バイクによっては水が苦手なパーツがむき出しになっていたり、強い水流だと水がそのパーツに入り込んでいってしまう可能性があるからです。
また、メーターまわりやハンドルスイッチなどにも故意に水をかけないように注意してください。
ホースを使用できない場合はバケツに汲んだ水で数回流してください。
筆者がよく利用している洗車場では高圧洗浄ガンでガンガン放水されている方もみえますが、上記の理由やバイク転倒の可能性があるためあまりオススメしません。
④ホイールの油分取り
ホイールクリーナーを使って油分を落とします。
シャンプーを使う前に施工することで、汚れと一緒に洗い流すことができます。
⑤泡立てたシャンプーで車体を洗う
シャンプーは十分に泡立ててから使うことで車体への傷を抑える事ができます。
スポンジ等で洗うときは、あまり力を入れずシャンプーを車体の上で滑らすように洗います。
汚れは上から下に落ちていくのと、車体の下のほうが汚れの度合が強いため上から下に洗うのが基本です。
⑥水分を拭き取る
マイクロファイバークロスやセームクロスなどに一度たっぷり水分を吸わせ、よく絞ってから拭き始めます。
乾いたまま使用すると傷の原因となります。
洗車時と同様、ゴシゴシはせず優しく拭きます。
この後コーティング剤を使用する場合は少し濡れた状態にしておいても問題ありません。
ワックスを使用する場合や、洗車だけで終了の場合はしっかり水分を取ります。
サイドスタンドのみで車体を立てて洗車している場合、サイドスタンド側に水が偏るので車体を平行に戻したり反対側に傾けたりして水滴を落とすようにするとサビる要因を減らすことができます。
⑦コーティング剤やワックスの施工
最近はコーティング剤とワックスの差があまり無くなってきたと言われています。
比較するとワックスのほうがヌルっとした光沢を得られますが、施工時間や施工の手間を考えるとコーティングのほうがお手軽なのでオススメです。
⑧洗車完了 or チェーンに注油
チェーン駆動のバイクの場合は、チェーンへの注油を忘れずに。
これで洗車完了です!
まとめ
今回はバイク全体を大まかに洗車する方法をご紹介しました。
バイクの洗車をすると、不具合やタイヤの劣化に気が付くことができる貴重な機会となります。
数ヶ月に1度程度は点検を兼ねて洗車することをお勧めします。
バイクは屋根付きの駐輪場に停められている方が多いと思いますが、屋根付き駐輪場でも砂埃や横雨で汚れはついてしまいますので、バイクカバーを併用されることをお勧めします。
汚れがつきにくく更に防犯性も向上しますし、安いものだと数千円程度で購入できます。
洗車してピカピカになったバイクに乗ると取り回しが軽やかに感じ、馬力が1馬力上がったかのように感じます!
皆さんも愛車をキレイにして素敵なバイクライフを送ってください!