コラム

転ばぬ先の杖 「エンジンガードとエンジンスライダー」

コラム


皆さんはバイクのカスタムをしていますか?

バイクを買ってしばらく経つと、
「あのマフラーかっこいいなぁ」
「あのホイールに変えたいな〜」
なんて考えることがありますよね。

私にいたってはバイクを買う前から
「このバイクを買ったとしたら、ココとココをカスタムして・・・」
と妄想を膨らませている毎日です。

でも、「カッコよくするカスタム」の前に「バイクを守るカスタム」を検討してみませんか?

転ばぬ先の杖とはまさにこのこと?!「エンジンガード」

白バイや教習車、アメリカンタイプのバイクに装着されていることが多い「エンジンガード」というパーツをご存知ですか?





ちょうど膝からスネの前についている金属のパイプがエンジンガードです。
※教習車や白バイについているものは「クラッシュバー」とも呼ばれています。

「バイクのデザインを損なうからつけたくない」という意見もあるようですが、このパーツにはそれを補って余りある恩恵があります。

バイクはエンジンやマフラーなど重要な部品がむき出しになっていることが多く、1度の転倒でも大きなダメージになることがあります。

エンジンガードがあると万が一転倒しても前後タイヤとエンジンガードの3点で車両を支える形になりエンジンやタンクなど重要な部分への被害を最小限に抑えてくれます。

実際に、3枚目の教習車はエンジンガード下部に傷があるにも関わらず、車両はとても綺麗です。
教習車は、バイクを倒してしまうことが多いためエンジンガードの効果がよくわかりますね。

また、倒れたバイクを起こすときも、エンジンガードがない時に比べ起こしやすくなります。
倒れたバイクに足が挟まれにくくなるので、怪我の予防にもオススメです。

最近では写真のような物以外にも、エンジンを守るためだけのコンパクトなものや、デザイン性を重視したもの、メーカーが純正で車体デザインに組み込んだものもあります。

自らを犠牲にして車体を守る!「エンジンスライダー」

強力に車体を守れるエンジンガードはとにかくオススメですが、
「バイクのデザインは損ないたくないけど、バイクはできるだけ守りたい!」
そんなあなたにオススメしたいのは「エンジンスライダー」です。



画像のエンジンスライダーはOVER Racing Projects様が販売されている製品です。
これだけ小ぶりでも、車種専用設計なので車体よりも先にスライダーが地面に当たるようになっています。(※社外パーツが装着されている場合はその限りではありません。)

エンジンガードが金属のパイプで車体を支えて守るのに対し、エンジンスライダーは先端のゴムや樹脂がわざと破損する(削れる、割れる、折れる)ことによって車体にかかるダメージを軽減します。

特に、ダメージを受けると走れなくなるエンジンやペダルへの被害を防ぐように設計されています。

写真の製品はスライダーを取り付けるステー(シルバーの部分)もデザイン性に優れており、バイクに取り付けるとメカメカしくてかっこいいですね!

このサイズなら車体のデザインを損なわず、バイクを守ることができそうですね!

まとめ

バイクで転倒してしまうとエンジンが破損し、オイル漏れなどで走れなくなってしまいます。
エンジンガードやエンジンスライダーを使用していても100%防ぐことはできませんが、少しでもダメージを軽減して「たった1回の転倒で廃車」という最悪な事態だけは避けたいですね。

この機会に愛車を守るカスタムを考えてみるのはいかがでしょうか?

画像協力:
寺原自動車学校様
OVER Racing Projects様


戻る