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今更聞けないバイクの話「暖機運転って必要なの?」

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先日、今更聞けないバイクの話「慣らし運転って必要なの?」という記事を公開しましたが、同じような疑問の中に「暖機運転」があります。

特にこれから寒くなりますが、暖機運転をした方がいいという意見と暖機運転は必要ないという意見があり、悩んでいる方もいらっしゃると思います。

そこで今回は暖機運転についてご紹介します。

暖機運転ってなに?

暖機運転は、低負荷での運転により機械の構成部品同士の馴染みを促がし、各部の働きを滑らかかつ確実にするのが目的である。低回転低負荷の運転により、潤滑油を各部へ行き渡らせたり、機械が本来の性能を発揮できる状態になるように部品同士の間隙(クリアランス)を適正な状態へ導くこと、などを目的とする。

一般的には自動車やオートバイでの暖機運転が有名だが、コンピュータ用プリンターといった電気製品でも、起動時に自動的に暖機運転を行うものがある。

wikipediaより抜粋

暖機と書いている通り機械を温めることが目的にされていますね。

暖機運転をするとどんな効果が見込めるの?

エンジン本体の金属が温まることで適正な寸法になる

エンジンは内部でガソリンを燃焼する関係上、高温になることが想定されています。
冷えていてるときは収縮し、温まると膨張する金属の性質があるため、ある程度の温度でエンジン各部の隙間(クリアランス)が適正になるように設計されているんです。
ということはエンジンが冷えていると適正状態よりも収縮してクリアランスが大きくなってしまう可能性があるということです。

エンジンオイルが適正な柔らかさになる

「エンジンオイルの種類と役割」の記事でもご紹介しましたが、エンジンオイルも低温時は硬くなり、高温になると柔らかくなる性質があります。
低温時に硬くなりにくく、高温時に柔らかくなりすぎないオイルが高性能なオイルであることは間違い無いのですが、どれだけ高性能なオイルでも低温時に硬くなることは避けられません。
硬い状態ではエンジンの各部にオイルが回りにくく、十分な効果を発揮できない可能性があります。

オイルがエンジン内部に回る

エンジンが動いているときはポンプなどによってエンジンオイルも各部に送られていますが、エンジンが停止しているときは徐々にオイルはエンジンの中の低い部分に溜まっていきます。
長時間エンジンを止めていた後の再始動時には再度エンジンの各部にオイルを回さなければ、十分な効果を発揮できません。
エンジン始動後に負荷の低いアイドリングや低回転でエンジンを回すことによってオイルを安全にエンジン全体に回すことができます。

暖機運転をしないと壊れてしまうの?

最近の車両は電子制御のものが多く、機械が低温時にエンジンを始動した場合、車両が勝手に燃料を濃く制御したり、アイドリングの回転数を少し高めにするなど、暖機を自動的に行っているものもあります。
ですが、メーカー様の記事にこのような記載もあります。

© Yamaha Motor Co., Ltd.

© Yamaha Motor Co., Ltd.

 

ここではオイルが硬いという観点から暖機について記述されています。

ただし、国内4メーカー様のHPをはじめ様々なメーカー様のHPを調べてみても、暖機をしないと壊れるといった記述はありませんでした。

慣らし運転の記事でも書いたように、特に国産車に限ってはユーザーの知識が十分でない場合を想定して、慣らしや暖機をしなくても壊れないように設計されているバイクがほとんどだという事です。

どのように暖機すればいいの?

暖機運転というと、エンジンをかけてから「数分アイドリングをさせる」とか、「空ぶかしをして回転数を上げる」といった方法がよく取り上げられますが、現在販売されている車両に関しては基本的に特別な方法は必要ありません。

先ほどのヤマハ様のHPに記載されている記事でも以下のような記述が続きます。

© Yamaha Motor Co., Ltd.

© Yamaha Motor Co., Ltd.

これを読んでも分かる通り、走り出してすぐに高回転まで回したり、全開走行するのではなくて、徐々に車両全体を温めていくという意識で走る事、これが暖機運転につながるイメージですね。

人間も寝起きでいきなり全力で走ることはできず、十分なストレッチをして体を温めますよね。
バイクも同じということです。

まとめ

ここまでまとめてきて思うことが、先日公開した慣らし運転と扱いがほぼ同じという事です。
「慣らし運転」とか「暖機運転」という言葉が一人歩きして、特別なことをしてあげないといけないようなイメージがありましたが、実は特別なことは一切ないです。

人間も、バイクも、準備運動が大切ですね!

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