バイクの盗難対策 〜愛車を心無い人達に盗られないために〜
大切な愛車を守りたい。自分のバイクは盗まれたくない。
これはバイクに乗っている人なら皆さん一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
道を歩いていると意外に無防備なバイクをよく見かけます。
バイクの盗難保険を扱っている会社に勤めていると、「このバイク盗まれないかな・・・」と心配になります。
特にバイクは狙われています。
四輪に比べて簡単に運べてしまう上に、配線や鍵に簡単にアクセスできてしまう構造になっています。
バイクは自分の分身ですよね。
バイクを盗まれてから焦っても手遅れです。
手遅れになる前に大事なことは、盗まれないように対策することです。
「そもそもバイクってどのくらい盗まれているの?」
よくお客様からお問い合わせをいただきます。
警視庁が発表している統計を見ると、バイクの盗難認知件数は、平成27年の1年間で、35,486件。
日本中で1日に約100台が盗まれている計算になります。
日本のどこかで15分に1人のペースで悲しんでいるライダーが増えているということですね。
しかもこの数字はあくまで認知件数です。
要するに盗難されたことに気づいて警察に被害届が受理された件数ということになります。
実際には長期間の不在時やしばらく乗れていないなど盗難に気づけていない事もあるかと思います。
上記件数の内訳は
鍵がついたままの状態:9,418件
鍵を抜いていた状態:26,068件
鍵をつけたままというのはオーナーご自身の不注意で致し方無い部分もありますが、鍵を抜いてた状態でも26,000件被害があるということですね。
要するに車体のハンドルロックやメインキーだけでは盗もうとすれば盗まれてしまうということです。
ちなみにハンドルロックのみで自宅マンションの駐輪場に止めていたバイクが1分足らずで盗難されてしまった動画がYouTubeに公開されていました。
この動画を見てドキッとしました。
ハンドルロックはこんなにも簡単に外せてしまうんですね。
大人2人と長い鉄パイプが1本あれば1分以内に運び出せてしまうなんて、私も自分のバイクの保管状況ももう一度再確認しなければと思いました。
先ほどの動画を見ると対策できそうな点が何点かありましたね。
順番に見ていきましょう!
①バイクが裸で置いてある
先ほどの動画のバイク、バイクカバーがかかっていませんでしたね。
実はバイクを盗もうとしている泥棒の多くはいかに手間をかけずに盗めるかを見ています。
バイクカバーがかかっていると施錠状態やバイクの車種、車両の状態を確認するのにいちいちバイクカバーをめくって確認しなければいけません。
めくっている間に人が来たら?
その人が持ち主だったら?
顔が覚えられてしまいますよね。
それに対して、バイクカバーがかかっていないバイクだった場合、遠くから見るだけでだいたいの情報が見えてしまいます。
バイクがカバーで隠されているだけで盗むことに関する心理的ハードルが高くなるんです。
最近ではバイクカバーにチェーンを通す穴が空いており、車両とバイクカバーをまとめてロックできるようになっています。
そういう商品を使用していた場合、根本的にバイクカバーをめくること自体が面倒になるため、盗む対象から排除されることになります。
バイクカバーは安いものだと数千円程度で購入できます。
さらにバイクカバーの本来の目的として雨風やホコリ、傷防止になります。
その程度のカバーをかける手間を惜しまなければ、愛車を綺麗に保てて盗難のリスクも下げられます。
②バイクを簡単に動かせてしまった
先ほどの動画を見ると、ハンドルロック以外に何も鍵がついていなかったですね。
これはギアがニュートラルに入っており、ホイール周りに何も鍵が付いていないのでハンドルロックさえ壊せば、ホイールが回り、簡単に押して持っていけてしまいます。
ということは簡単にホイールが転がらないように対策をすればいいということになります。
チェーンロック
U字ロック
ディスクロック
レバーロック
といったものが有効ですね。
「どれくらいのグレードの鍵をつければ盗まれない?」
というご質問もよくいただきますが、どれだけ質のいい鍵をつけても100パーセントなどありえません。
バイクという高級品がその場にあって、鍵を破壊や切断できる工具が世の中にある以上、時間をかければ盗めてしまいます。
ですが、盗まれる確率を下げる方法として複数の鍵を使用するのはとても効果があります。
つまり、とても頑丈な鍵を1個だけ使うより、ディスクロックなどを複数装着した方が効果が高いこともあるということです。
先ほどのバイクカバーにもつながりますが、いかに手間がかかるバイクだと泥棒に認識してもらうかということです。
1つの鍵を破壊すれば盗めるバイクと、2つも3つも鍵を破壊しないと盗めないバイクが置いてあったら、あなたならどちらを狙いますか?
もちろん鍵が少ない方を狙いますよね。
特殊な商品ですと、レバーロックというものもあります。
これはクラッチレバーなどを固定してしまいギアチェンジをできなくしてしまうものです。
例えば、ギアを1速に入れてクラッチレバーに鍵をかけてしまっていれば先ほどの動画の場合バイクを後ろに移動することはできなかったですよね。
出先では重いチェーンロックを一つ持ち歩くより、レバーロックとディスクロックを前後用に2つといった形で複数施錠して、自宅では追加で重いチェーンロックとバイクカバーをかけるなどすれば、狙われる可能性は極端に減ると思います。
もし私が泥棒なら、そこまで対策してあるバイクを盗めと言われても全力で拒否します。
③音や光など泥棒が嫌がるものが1つもついてない
先ほどの動画のように不特定多数が通るようなところでバイクが盗まれている場合、アラーム音や光などで「今まさに盗難されている」とアピールされていると犯人が諦める可能性があります。
例えばイモビライザーや車両の振動を感知してアラームを鳴らす装置などがあるとより効果的です。
最近では振動検知アラーム付きディスクロックなどがあります。
④盗難保険に加入する
残念ながら今までご紹介した方法でも100%盗まれない対策は難しいです。
シャッター付きガレージに全車チェーンロック付きで保管されていた複数台のバイクが一晩の間に盗難されてしまった事例もあるくらいです。
「今まで盗まれたことがないから盗難保険は必要ない」とか「自分のバイクが盗まれるわけない」と思われている方はぜひ冒頭でお伝えしたことを思い出してください。
日本中で15分に1台のペースでバイク盗難が発生しているのです。
自分だけは絶対に大丈夫とは言えないのではないでしょうか?
もし万が一盗まれてしまった際、同じようなバイクを再度購入することは大変なはずです。
私どもの今までの経験上、盗まれたバイクが見つかる可能性は限りなくゼロに近いですし、運よく見つかったとしても状態がひどい場合がほとんどです。
ですが、盗難保険に入っていれば、もし盗難されてしまった時、次のバイクを購入するときにご負担が減るかもしれません!
愛着のあるバイクが、ある日突然無くなっていた時のショックは言葉に言い表せないくらいのものです。
そんな時、さらに追い討ちをかけるような出費に対応できるのが、ZuttoRide株式会社がご用意しているバイク盗難保険「ZuttoRide Club(ズットライドクラブ)」です。
上記に記載した対策の中から一つでも多く行っていただき、それでも盗難されてしまった時に備えて盗難保険のご検討をおすすめします。
お見積もりは下記リンクから行えます。
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お手元に車両の車検証などの登録書類やカタログなどをご用意いただくとお見積もりがスムーズです。
必要な情報
- 車種名
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もし弊社HP見積もりページに車種がない場合、車体番号と車種がわかればお調べできる場合があります。
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お問い合わせ:0120-819-549(10:00-19:00)
まとめ
バイクの盗難対策をおさらいします。
バイクを裸でおかない
バイクカバーなどをかけて泥棒に見せない。
鍵などでバイクを簡単に動かせないようにする
複数ロックをすると手間がかかるバイクだと泥棒にアピールすることにもなります。
盗まれそうな時にアピールする音や光を出す装置をつける
イモビライザーや振動検知機能付きディスクロックなどをつける。
可能であれば人を感知して光るセンサーライトなども効果的です。
盗難保険に入る
盗難されてしまった後の被害を最小限に抑えることにつながります。
盗難対策と考えるとなんだか面倒に感じますが、大切なバイクを盗もうとしている泥棒や窃盗団に対して嫌がらせをするような気持ちで大切なバイクを守りましょう!
バイクのロードサービスと盗難保険 ZuttoRide Club